イヤホンやヘッドホンの使用による音楽鑑賞について

2021年1月2日

イヤホンやヘッドホンを使用しての音楽鑑賞を行う機会は多いと思われます。

携帯できる音楽端末の普及に伴い、多くの人があらゆる場所で、長時間、好きな音楽を聴くことが可能になっています。また若い方は普段から大音量を好んでいる人も多いと思われます。長時間、大きな音での音楽鑑賞により難聴が引き起こされる可能性があります。電車などの騒音が大きい場所では知らない間にボリュームを上げていることがあります。音量を上げないためにノイズキャンセリング効果のあるイヤホンやヘッドホンの使用も耳の保護には有効です。

職業性の騒音性難聴は会社による騒音対策が必要になりますが、音楽鑑賞などの非職業性の騒音性難聴は聴覚を守るために本人の対策が必要になります。

世界で11億人の若者が携帯端末などによって安全でないレベルの音に曝露されているとして、WHOは2015年に“Make Listening Safe”というキャンペーンを立ち上げました。

音による難聴を予防することは可能であり、今まで気にしていなかった音量調節や聞いている時間を見直してはいかがでしょうか。