ヘッドンホン・イヤホン難聴と呼ばれる難聴を知っているでしょうか。スマートフォンや携帯音楽プレーヤーなどの普及による音響外傷の一つです。大音量で音楽などを聴くことが多い若者が特に注意が必要です。
ヘッドホン・イヤホン難聴の症状としては、左右の聞こえが違う、音が聞き取りにくくなっている、耳閉塞感、耳鳴などがあります。また自分自身は難聴を自覚しておらず、相手から指摘されて初めて気がつくこともあります。軽度から中等度の難聴が多く徐々に進行する内耳性の難聴です。
若者に音楽を聴かなくさせることは困難であるため、耳を守るための予防が必要になります。WHO(世界保健機構)は、ヘッドホンやイヤホンでの音楽を聴くときの注意点を挙げています。
・音量を下げたり、連続して聴かずに休憩を入れる。
・1日1時間未満の使用とする
・周囲の騒音を低減する。ノイズキャンセリング機能のついたヘッドホン・イヤホンを選ぶ。
などです。
ヘッドンホン・イヤホンを使用して音楽を聴くことが多い方は、先ほど挙げた注意点を心がけてみてはいかがでしょうか。