舌下免疫療法や予防的治療について

2022年3月17日

スギ花粉の本格的な飛散が始まり、鼻や眼の症状に加えて倦怠感で苦しんでいる方も多いと思います。

でてしまった症状はセルフケアや薬物治療をしっかりおこなってください。花粉飛散量は日によってバラツキがあるため症状が軽い日は薬物治療を休みがちです。症状が軽い日も薬物治療の継続をおこなってください。

今シーズン花粉症で苦しんでいる患者さんは、来シーズンの花粉飛散に備えて舌下免疫療法も考えてみてはいかがでしょう。3~5年の長期治療が必要になりますが舌下免疫療法を続けてきた患者さんの多くは自覚症状や鼻や眼の所見も軽く日常生活への影響も小さい患者さんが多いです。スギ花粉の飛散が多い時期でも免疫療法単独、もしくは追加治療で症状がコントロールできている患者が多いと思われます。

免疫療法まではと思われる患者さんは来シーズンは花粉飛散前からの予防的治療をおすすめします。今週は予防的に治療を開始した患者さんの再診も複数ありましたが自覚症状の苦痛度も小さく前回と同じ薬剤の継続や最小限の薬物の追加すんでいる患者さんも多く認めます。

当院ではスギ舌下免疫療法の開始時期は6月~11月末までとしています。気になる方はご相談ください。またスギとダニの舌下免疫療法の併用もおこなっています。